焼酎を飲む時に、焼酎を入れる酒器にもこだわってみてはいかがでしょうか。
酒器は、焼酎を飲む時に直接手が触れるものです。
自分のお気に入りの酒器で飲む焼酎は、また格別だと思います。
焼酎に合う酒器をご紹介します。
「黒ヂョカ」は、燗をつける時に使う鹿児島県で伝統的な酒器です。
薩摩焼で出来た黒いきゅうすで、陶器でできており底が平べったいのが特徴です。
いも焼酎の水割りを黒ヂョカに入れて一日なじませ、翌日黒ヂョカをそのまま直火で燗をしていただきます。
黒ヂョカを少しずつ動かしながら熱が均等に回るように温めていくと、芋の甘みが引き立ってトロリとした燗酒になります。
温度を37〜38度の人肌程度のぬる燗にするのが、一番おいしくいただくポイントです。
温め過ぎた場合は、少し冷ましておくと芋の甘みが出てきます。
黒ヂョカは、使い終わった後は洗わずに保管します。
洗わない事で焼酎が黒ヂョカに染み込み、次に飲む時の味わいが豊かになります。
「チョカ」とは、注ぎ口が猪の牙に似ている事から「猪牙(ちょか)」と呼ばれていたという説と、酒瓶の中国読みの「チュカ」がなまったという説とがあります。
「ガラとチョク」は、焼酎をおいしく飲むための伝統的な酒器です。
熊本県球磨郡を中心によく使われています。
ガラは、フラスコのような形をしたものに注ぎ口がついています。
アルコール度数の強い焼酎を水で割らずに注ぎ、温めて飲まれています。
チョクとはさかずきの事です。
形が猪の口に似ている事から「猪口(チョク)」と呼ばれていたと言われています。
ガラとチョクがよく使われる熊本県球磨郡は球磨焼酎の産地です。
球磨焼酎の飲み方は、ちびちびとなめるように飲むのが流儀なのだそうです。